天文7年(1538)に、善空南立和尚と言う人が創建しました。桶狭間の戦いの後、信長は、境内で義元やその武将の首検証をしたと言われております。その時立ち会った茶坊主、林阿弥は主君義元や家臣の菩提を弔うため再び寺を訪れ、その時持参した阿弥陀如来が、現在も寺のご本尊でとして祀られています。堂内には、今川義元と松井宗信両公の木像も安置されています。
寺から南の丘陵は、14世紀中ごろ南朝の落武者が住み着いた桶狭間村発祥の地であり、放生池に隣接する小さな泉は、村人の貴重な生活の水源でありました。この泉は、これまで一度も水が枯れたことがないと言われております。 |
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